家出の予告

窓から外を眺めると、庭で母と次女が何やらしていました。2人の視線の先「晩白柚 ばんぺいゆ」は次女が植木市で買って来ているので、そんな話をしているのだと思います。今日は暑くて風の強い日です。


先日、ふと、自分の寿命のことを考えて「このまま終わっていいのかな?」と不安になったのでした。そして、私の現在までの生き方をまとめたならば「長男として親と同居する義務と、夫、父親としての義務の集約」みたいな気がしたのでした。


…ならば、その義務を「これくらいで勘弁してもらって…」てですね。まずは1年間、私だけで京都で暮らす計画を立てたのでした。1年間、京都でアパートを借りて生活しながら、京都周辺の神社仏閣や名所を散策。そのうちに、私に合った出家出来るお寺を探して仏門に入るのです。


実際に京都の単身者用のアパートを調べると、ひと月20,000円ほどの家賃で足りるアパートはたくさんありました。やはり京都は学生が多いこともあるようです。敷金、権利金無料もありますし、水道代込みだってあります。…それくらいならば、1年であれば何とか支払っていけるのです。2年目からはお寺に住み込みになれば、家賃や食費はいらないのです。


…こういう計画です。家族のこと? いやぁ、本当にこれまで辛抱して義務を果たして来たので、もう、これくらいで自由にさせてもらっていいのでしょう。後はどうかなると思いますけどね。


…という話を、家族にしたら、別に反対はしなかったです。…問題とすれば、私が坊主頭になると、人工内耳の手術痕の傷や、皮膚がんに間違われた黒いシミなどがあって、見た目の頭が汚いのです。それと、単純に人工内耳を外せば「全聾」ということでしょうか。出家させてもらえるかどうか分からないことです。


笛吹ピエロの創作世界

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