プロフィール
◇経歴 笛吹ピエロ(ふえふき ぴえろ) 芸術学士 熊本県荒尾市在住
1955年 福岡県大牟田市で出生 父(三井化学勤務)の転勤で名古屋市南区~大阪府和泉市転居
1974年 大阪商業大学附属高校普通科卒業 在学中はフォークギター部所属
1978年 大阪芸術大学芸術学部文芸学科卒業 在学中「未確認マンガ集団」創設 同人誌AFO発行
2003年 両耳失聴の為 熊本大学医学部附属病院耳鼻咽喉科で人工内耳手術を受ける
2008年 「aniBoom Awards2008」イスラエルアニメコンテスト参加
2009年 「笛吹ピエロのキャラクター展」熊本市民会館で開催
2009年 「いのちの対話・ふるさと親子展」福岡県田川市美術館参加
2010年 「笛吹ピエロのイラスト展」熊本県聴覚障害者情報提供センターで開催
2010年 「第6回日本イラストレーター協会展」東京都市ヶ谷 山脇ギャラリー参加
2011年 「Femme 2011 CG Illustrations Exhibition」東京都銀座 Gallery Art Point参加
2011年 「Art Collection in Sydney 2011」オーストラリア TOM DUNNE GALLERY参加
2011年 「第20回Mind Harmony Concert」熊本県立劇場作品展参加
2012年 「桜Exhibition2012」東京・京都・ロサンゼルス・ニューヨーク巡回展参加
2013年 「笛吹ピエロのイラスト絵画展」熊本市民会館で開催
2015年 「活躍する日本のイラストレーター年鑑2015」シュガー発行 全国書店販売 毎年度掲載
1990年 小説「あるペンギンのラブ・レター」驢馬出版より出版 国立国会図書館蔵書
◇成り行き
芸大は出たものの、卒業時は就職難の時期で、芸術とは全く関係のない職業で働き続けました。しかし、芸術家になりたい気持ちは変わらずに、芸大時代の仲間達と文芸同人誌を作り主に小説を書いて行きました。ところが、平成15年2月、それまで難聴気味であった両耳が突然聞こえなくなりました。携帯電話の相手の声が割れて全く聞き取れなくなったのです。原因は職業病のようでした。当時、運送会社で大型トラックの乗務員をしていたので、四六時中、鳴り響くトラックのエンジン音や冷凍ボックスの騒音は耳に非常に悪かったのでした。
仕事は続けられないので運送会社は退職し、熊本大学医学部附属病院耳鼻科で治療に専念しました。平成15年10月に右の耳に人工内耳手術を受けました。経過は良好で周りの環境さえ良ければ普通に会話出来るまでに回復しました。ただ、人工内耳の機器を外せば会話が不可能であることは同じことです。聴覚障害2級認定。
手術後は再就職を目指したのですけれど、失聴時は48歳。田舎で暮らしていますので、再就職先はなかなか見つかりませんでした。それで、憧れていた芸術家を目指すことにしたのでした。小説家になるには時間がかかる気がして、何となくイラストレーターの方が早く思えて、絵の練習をコツコツして行きました。絵は子供の頃から描くことは好きで、芸大時代は漫画を描いていたのです。それでも、本職にするとは想像していませんでした。描き溜めたパソコン絵は平成21年に個展を開き芸術活動を始めました。個展は熊本県の読売新聞、毎日新聞や熊本県民テレビで取り上げられました。
〔2018年8月21日 文面更新〕