伊藤若冲に学ぶ
昨日、テレビで江戸時代中期の絵師、伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)を取り上げた番組があったので、若冲の絵を思い出して書いてみることにしました。若冲を取り上げた番組は前から時々放映されていて、作品は海外のコレクターによる再評価により近年、日本国内でも注目され始めたとのことでした。逆輸入の訳です。外人さんが見つけてくれたのでしょう。日本の美術界は本当に才能の見分け方が下手糞です。最低最悪。…と申しますか、結論的に、私は日本の芸術、美術界には何ら期待しないですね。
そんな傾向は大昔からあったのか、若冲は「私の作品は1000年後に分かるだろう…」といった予言を残していたとか。作風は当時の画壇から次第に離れて行き独創的な手法を生み出して行ったそうです。
個人的には、例えば若冲の「花びらの描き方」を見ていると、私が風景画を描く時に使っている「光り輝かせるテクニック」に似ている気がして、ものすごく興味がわくのでした。また、若冲は葉っぱを描く時に、綺麗な葉っぱでなく、枯れた葉っぱを題材としていることにも、私が写真を使った作品で枯葉を使う傾向と同じ気がして、ハッとするのでした。
とにかく、若冲の鶏の絵は美しくて迫力があって、すごいです!! 若冲の素晴らしい手法を何とかに自分の作品に取り入れたいですよぅ!! …私は2000年後かなぁ…?(溜息) ガンバレ、ガンバレ。
余震は続いていて、昨晩の12時過ぎくらいに大きいのが1発あって目が覚めました。余震は870回を超えたとか…正直、嫌になりますよ。しかし、我が家は無事だし、停電や断水もない日常なので、不便な避難生活をされておられる方達の思いからすれば、辛抱が足りない気がして申し訳なく思うのでした。
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