近辺の面影
数日前に自転車で出かけた帰りに、久し振りに近所の親戚の家へ寄ってみました。親戚は母の実家です。母は4人姉妹の次女。長女の伯母が三女と婿養子さんと住んでいます。三女には男2人女1人の子供が3人いて皆、独立して県外。若者は田舎から出て行ってしまいます。伯母は現在、認知症で施設に入所していますので、三女夫婦は2人暮らし。たぶん、淋しいとは思いますよね。
家を訪ねたのですが、門は閉まっていて自家用車はなし。どこかへ出かけた様子でした。家の前には高台に畑があって、三女夫婦は菊と野菜を育てていました。知らないうちにベンチが作ってあって、小さな公園のようでした。何となく人柄が想像される光景でした。
画像矢印付近が我が家です。…この辺は大昔は、こんなに家は建っていなくて、土煙を上げてボンネットバスが走る地道の国道の向こうには、海岸の松の木が見えていました。実家のトイレも汲み取り式。伯母が野良仕事の姿で、糞尿を桶に汲んで畑に撒いていたのを覚えています。母が私と伯母の三女をリヤカーの後ろに乗せて、駅まで歩いていたのを覚えています。…あれから、55年ほど。しかし、今はバスは1日3本くらいしか来ませんし、駅も無人駅になってしまいました。
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