男子たる仕事
最近、曇りや雨の日が続いたのですが、今日は日が照りました。それで、隣町の長洲町の銀行と郵便局へ用事で自転車で行って来ました。
その途中の住宅街の角の道で工事をしていて、警備員のオジサンに制止されました。片側通行の向こうから車が来ていたからでした。ヘルメットを被った体格のいいオジサンは、この寒いのに顔は日に焼けて真っ黒。満身の笑顔で私に「ごめんさい」という様子。…当然ながら私はニコニコ顔で、声は出しませんが、何回も頭を下げて「はい、分かりました」という返事のお返し。
…たぶん、そのオジサンは私を知っていたのかもしれません。最近、住宅街はずっと下水道工事中ですし、私は白いヘルメットを被って自転車に乗っていますから、すぐに分かるのです。オジサンの笑顔の感じが「…ああ、あのお爺さんだ」と気づいたみたいでした。
でも、オジサンにとっては、住宅街の工事をしている、ただの角の道は、神聖な職場であり、責任を持って通行人の安全を遂行するのが職務であった訳でしょう。…こういう体を張った仕事ですかね。私はやっぱり、そういう仕事が男子たる者の本来の姿。男子の仕事だと思います。私自身、芸大時代のバイトの土方仕事が確信のようでもあります。
だから、口先だけの仕事って、どんなに大変であると聞いても、女々しくて全然、すごいとは思いません。漫画家?…アニメーター?…イラストレーター? …デスクワークのサラリーマン?…感心はしても、尊敬までには至らないのでしょう。尊敬出来ない仕事は、つまるところ「男子の仕事ではない」のが正解だと思います。…何だこれくらい!!!
途中の神社で写真を撮りました。イチョウの黄色がきれいでした。
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