大きな地震がありました
私の住んでいる熊本県で大きな地震がありました。…と申しますか、こうしてブログを書いている最中も、まだ、ゆらゆら揺れていて、最初の震度7の地震があってから、3日になっても落ちつかないのが現状です。
最初の地震は4月14日の午後9時26分頃でした。私は2階の部屋で机のイスに座ってパソコンを開いていました。横で妻は布団の上で携帯でゲームをしていました。その時に突然「ボン!!!」といった強い衝撃があって、イスが飛び上がったように突き上がりました。私は人工内耳は装用していなかったので、生の音そのものは聞こえず、妻は正確に衝撃音を理解したと思います。
それから横揺れが始まりました。部屋全体がぐらぐらと大きく揺れて、壁の2つの本棚が前に倒れそうになったので、私は立ち上がって両手で押さえました。テレビが、がくがくと歩いているみたいに跳ねました。妻は床にあ然とした表情で這いつくばっていました。
揺れは長く続きました。30秒くらいかなぁ?…時間はよく分かりません。とにかく、こんなに大きな地震は初めてでした。テレビの「がくがく」の様子は数年前に福岡沖の地震の時と似ていましたが、あの時は荒尾市は震度4。それ以上に強力だった気がします。
ただ、停電はしませんでした。すぐにテレビをつけて震源地を確かめると熊本市と東側の益城町。荒尾からは25㎞くらいの、わりと近い所が震源地だったのでした。荒尾市でも我が家は荒尾市の1番南側、熊本市よりだったので、震度はデーターでは5弱ほどだったみたいですが、実際には、もっと強い地震だったように思われます。2階にいたことも関係しているのでしょうか。
そして、余震がずっと続きました。ただ、私は音が聞こえないので、いくらか恐さは少なかったのかもしれません、でも、妻はすっかりおびえてしまって、寝ていて余震があるたびに私の手を、ぎゅっと掴みます。普段、妻は私の手を握ったことはないのに、何回も掴むので、私は妻が手を握るたびに、すっかり驚いて嫌になってしまいました。「握るな!! 」と叱りました。…結局、その晩は妻は7回~くらい私の手を掴み、終わりには私の片腕を両手で握りしめて寝ていました。そのくらい妻は今回の地震が恐かったのでした。
翌朝、すぐに家の周りを点検しました。異常はありませんでした。停電も断水もなく、プロパンガスも大丈夫でした。家族も大丈夫でした。テレビの臨時ニュースでは地震の被害が順次報告されていて、熊本城が壊れたのはショックでした。信じられないくらいです。…でも、ここのブログの5日前に、私は熊本城の写真をたまたま投稿していたことが、何かしら「虫の知らせ」とか考えられて、不思議な気がするのでした。
ニュースでは気象庁が「…今後の震度6弱の余震の確率は20%」と発表。「…20%ならば大丈夫だろう」と気を許していたところに、二晩目の16日の午前1時25分頃、後で本震となる震度6強の地震が起きて、びっくりして飛び起きることになったのでした。
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