息子のお返し

今日は母の眼科の通院日でした。車が使えたのでお昼から私が連れて行きました。3時の予約だったのですが、駐車場が満杯で患者が多かったのが意外でした。待ち時間も1時間以上でした。待合室の長イスに母と2人座って待っていました。


…こういう時間ですかね。私は小泉八雲の文庫本を読んでいるので、また、待合室の聞き取りは良くないので、母と会話はほとんどなくて、ただ黙っているだけなのですが、親子の貴重な時間に思えました。


私は名古屋に住んでいた小学生の頃、両目がトラホームの病気だったので、時々、父か母が南区の社宅から栄町の大きな眼科までバスに乗って連れて行ってくれました。母と一緒の時は治療が終わると、病院の近くの「桃太郎」か「金太郎」というお団子屋さんに立ち寄って、おいしいお団子を食べて帰っていました。私は治療をして片方の目には眼帯。


今回の母の白内障手術の眼帯姿。もう、随分昔のことを思い出して、私の眼科への送迎、付添いは、母への長年のお返しのような気がして、何だかホッとするのでした。親孝行と言えるほどではありませんけれど、母と2人いる時間が、とてもありがたく思えました。

笛吹ピエロの創作世界

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