シャンソンにチャレンジ
今度はフランスのシャンソンの名曲エデット・ピアフの「愛の讃歌」を歌ってみました。フランスと申しますか、全世界での名曲なのでしょうね。歌う前にフランス語の歌詞を確かめてみました。
すると「空が落ちてこようと、大地が裂けようと、私は平気よ、あなたの愛があれば…たとえ地の果てまでも、私はついて行くわ、愛されるならば月をももぎとり、運命も変えてみせる」といった、非常に情熱的な女心を歌った歌だと分かったのでした。「月をももぎとり…」とは、ひと言で言えば、この歌は「気が狂った女の歌」だと気づいて驚いたのでした。
確かに、YouTubeの動画でピアフが歌っている動画を見ると、直立不動。目は前を見開いたまま。何となく思い込みが強そうで異様な感じさえします。作詞はピアフ自身。彼女の不幸だった実生活などが関係していたのかもしれません。
しかし「気が狂った女の歌」にも関わらず、日本人の歌手で持ち歌にしている歌手は沢山いるようですが、動画で見て行くと、微笑んで歌っていたり、気持ちよさそうに歌っている歌手ばかり。…フランス語の日本語訳の違いはあるのでしょうが、やっぱり解釈ミスだと思いましたよ。こんな歌い方をしたらダメ。
それで私はあえて、微笑まずに、気持ちよさそうに歌わずに、ピアフと同じように、もの悲しそうな歌い方で歌うことにしました。それが、フランス人への礼儀だと思ったからです。…日本語で歌った訳ですが、Facebookにアップすると、友達の外人さん達は分かってくれているみたいです。何より、フランス人に褒めてもらっているのでホッとしました。光栄です。本心は「…叱られたりしないだろうか?」と不安でした。
客観的に私が歌っている様子を見ると、ナヨナヨして歌舞伎の女形(おやま)みたいですね。別に、わざとそうしたつもりはありませんが、男が歌う女歌の場合、どうしてもこんな風になってしまうのかな? 日本人の血筋だと再確認しました。日本人バンザイ!!
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