志と使い道
今、テレビをつけていると24時間テレビで、盲学校、ろう学校の生徒がよさこい踊りを踊っています。テレビを見ていている私は、人工内耳無し。音は全く聞こえずに画面と字幕だけ。不思議な気がしました。
障害で思い出したのは、障害を持っている子供さんのお母さん達は、身近に知っているお母さん達を思い出すと、人前で上手に話したり、綺麗な文字で文章が書ける人達が多い気がしました。…私の妻は人前で上がってしまって話せないし、文章は書けないです。…母は?…ん、どうかなぁ? 文章は達者に書けます。たぶん、話もスラスラと出来るでしょうね。
人工内耳手術を受けて、手術とリハビリは成功し、私は聞こえを取り戻しました。それで「聞こえないで困っている聴障者の人達の役に立てないか?」と考えて、手話の講習を修了し、地域の手話サークルに入り活動を始めました。しかし、あれこれあって挫折してしまいました。手話もサークルも止めてしまいました。…そういう失敗を振り返った時に「人の役に立てないか?」という希望や志は、時には、世間知らずや思い上がりでしかないと悟ったのでした。何より、自分が障害者であるのならば「自分自身が力強く生きてこそ、人の役に立てるのだ」と分かったのでした。
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