心細さと教育

珍しく今日は午前中に部屋のエアコンを使いませんでした。辛抱出来ました。連日の早朝からの暑さ、少し気温が下がって来たのでしょうか。


私には学校の先生が好きになれない傾向がありまして、その原因はやはり、大学は別として主に、小、中学生時代に「いい先生」に出会えなかったからだと思います。第一に、私が子供の頃は、先生が生徒に暴力を振るうのは当たり前だったので、嫌な面ばかり見て来たからかもしれません。


中学1年生の時。担任は新卒の男子教師。初めての教育現場であったせいか、非常に熱血漢に見えました。でも、自分が刷って生徒に配ったビラを、誰かが紙飛行機を作って教室に放置。それを見つけた担任は、怒り心頭して「犯人を捜せ!」と怒鳴って教室を出て行きました。残された生徒達は困り果ててしまいました。その時に、ぐれ気味の1人の男子生徒が立ち上がり「僕がやりました」と正直に名乗り出ました。すると突然、女子生徒の1人が大泣きしてビックリしました。…後で、彼女はその男子生徒に好意を持っていたことを知りました。


学級委員が経緯を職員室の担任に話して事は治まりました。でも、担任の言動により、何にも関係のない女子生徒が泣いてしまったことが、どうも腑に落ちませんでした。また、そう思えたのは、泣いた女子生徒に、ずっと私は好意を持っていたこともあるかもしれません。踏んだり蹴ったりの結末でした。


そうして中学2年になり、担任は外れましたが、担任の受け持ちの社会科の時間。廊下で遊んでいて授業に遅れて来た男子生徒を2人、教師はゲンコツでぶん殴りました。そして、起立していた私と目が合いました。私は心の中で「…このクズ野郎」と叫んでいました。何が熱血漢だって?…自分が虫が悪い時に、生徒に当たり散らしいてるだけじゃないか。私の時代は、こんな酷い先生ばかりでした。…現在も、さほど変わっていない気がしますけどね。娘が中学生の時に、目の前の担任をぶん殴ってやりたい気持ちになったからです。

 

笛吹ピエロの創作世界

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